宗教2世だった私の小学生の頃の記憶【創価学会 体験談 #01】

家族で名古屋のとある市営団地へ引っ越した時の話です。

家族それぞれ新天地での生活をスタートさせて、それなりにそれぞれ仲のいい人もでき、楽しく暮らしていたのですが、ある日突然、家に見た事のない仏壇が置かれました。

どうやら母親が持ってきたものらしく、当時小学生だった自分は、新しい仏壇かったのかなぁくらいしか思わなかったと思います。

そして、とある日。

今まで会ったことのない人(Aさん)が、突然私を訪ねて家に来ました。

母親はすでに面識のある人らしく、Aさん、母、私の3人で会話しました。

最初は世間話をしていたのですが、何月何日の何時からこの部屋で集まりがあるから来てほしいというのです。

その部屋っていうのが、その団地のボスママさんみたいな人の部屋で、そのボスママさんは母親とも仲が良く、自分もしゃべったことがある人だったので、楽しそうなのでいく事にしました。

当日、その部屋に行くと、たしか数人の自分と同じ年代(小学生くらいの)子供とボスママさんがいて、南無妙法蓮華経と勤行を行ってから、お菓子を食べて帰るみたいな事をした記憶があります。

私自身、お菓子を食べれたので嫌な思い出ではなかったのですが、勤行をやる意味不明さ、面白くなさからそれ以降誘いがきてもいく事は無かったです。

そもそも自分は小さな頃から、面白い事以外はやりたくないと考えるダメなやつでして、部活や塾、夏休み中のラジオ体操もどうやったらサボれるかを全力で考えるダメな小学生生活を送っていました(ラジオ体操の時間は体操をせずに隠れてポケモン赤緑をやってスタンプだけもらってました笑)。

母親もその集まりに自分が行かない事に関しては「どっちでもいいよ」みたいなスタンスだったので、自分は特に気にしていませんでした。

ですがAさんは、週1~月1くらいの頻度で私を誘いに来ました。

居留守を使うと、翌日にくることもあったので、面倒くさくても基本的に毎回対応していて、お誘いは塾、部活、遊びの予定あたりを理由にして断っていたと思います。

とある日の朝、私の家では中日新聞をとっていたのですが、その日から「聖教新聞」なるものが”追加で”ポストに入るようになりました。

私自身、新聞はラテ欄くらいしか見てなかったので、特に気にしてはいなかったのです。

そんな生活が続いても、違和感は感じませんでした。

なにせ私、小学生だったので。

そういうもんなんだろうなという認識しかなかったと思います。

そしてその後もAさんの誘いは絶え間なく続いたのですが、とある日の夜、いつもは団地のどこかの部屋に誘われるのですが、今回は違いました。

家から数キロ先にある施設で実施されるイベントがあるとの事。

しかもこれには家族とか友達と一緒に行ってもいいとの事です(普段の集まりが他の人を連れてきてはダメという訳では無いと思いますが)。

母親に聞くと「一緒に行く?」と聞かれたので、友達も誘っていい?と聞いたら「いいよ」と言われたので、友達も誘っていく事にしました。

当日、みんなで一緒に施設に行くと、結構広い会場で、人もたくさんいてイベントがあった記憶があります。

当日のやったことを覚えている限りで書いていきます。

イベントの最初は何か面白くない退屈な時間だったと思います。恐らく勤行をやったか、誰か偉い人がしゃべっていたか、そんなあたりだと思います。

そして誰かがしゃべり終わった後にスペシャルな人からメッセージが届いているという流れで、会場にある大きなモニターに久本雅美さんが映し出されました。

当時はTV番組に何本も出ていて人気もあり、私自身も特別好きではなかったですが、TVによく出てる有名な人という事でテンションは上がりました。

そのメッセージの動画が終わった後に、みんなで岡本真夜のTOMORROWを合唱しました。

なぜこの曲をみんなで歌ったのかという事は覚えていませんが、歌った記憶だけははっきり残っています。

歌う事が好きだった私にとっては楽しい時間だったと思います。

そして帰りには、友達と一緒にお菓子の詰め合わせをもらって、みんなでマックに寄って帰ったという楽しかった記憶が残っています。

そんなこんながあって中学生にあがると、Aさんがこなくなり、別の方(Bさん)が来るようになりました。

ここで初めて、創価学会の存在を知りました。

中学生なのでそれなりに物事の理解も出来るようになり、Bさんも結構いろいろ話をしてくれたので、まぁなんとなくここで理解した記憶があります。

ただし、ここでは”創価学会の存在”と”そこに家族ぐるみで入っている事(多分)”を知っただけで、世間からどう思われている組織なのかとかは理解していないと思います。

結局、私たち家族全員は、母親を除いて創価学会から離れる事になるのですが、そこに至るまでのエピソードも長くなるので、気が向いたら別の記事で書くことにします。

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